試験ノート:応用情報技術者・暗記まとめ
暗記ノート Hardware / Circuit LSI : Large Scale Integration. 集積回路。 SoC : System on a Chip. システムLSIの一種。単一チップで完結。 SIP : System in Package. 複数チップを一つに封入。 ASIC : Application Specific IC. 特定用途向け固定IC。 FPGA : Field Programmable Gate Array. 後から書き換え可能な論理IC。 Control Systems Sensor : 物理量をデジタル信号に変換。 Actuator : 電気信号を物理動作に変換。 Sequence Control : 決まった順番で動作。 Feedback Control : 出力を監視して制御。 Logic XOR / EOR : 排他的論理和。異なれば1。 2’s complement : ビット反転+1。 Mask (AND) : 特定ビット抽出。 Parity Bit : 通信誤り検出。 用語 意味 プログラムカウンタ(PC) 次に実行する命令のアドレスを保持 命令レジスタ(IR) 現在実行中の命令を保持 アキュムレータ(ACC) ALUと直接連携し、演算結果を保持 状態レジスタ(FR) 演算結果の状態(ゼロ、キャリー、負)を保持 スタックポインタ(SP) スタックの最上位アドレスを保持 スタック 後入れ先出し(LIFO)のデータ構造 push / pop スタックへの格納/取り出し操作 レジスタ CPU内部の高速な記憶装置 PC(プログラムカウンタ) 次の命令アドレスを保持 IR(命令レジスタ) 現在実行中の命令を保持 ALU(演算装置) 加算・論理演算を行う アキュムレータ 演算結果の一時保管先 命令実行サイクル Fetch → Decode → Operand Fetch → Execute の繰り返し ALU Arithmetic Logic Unit:演算装置 CU Control Unit:制御装置 ノイマン型 プログラム内蔵+逐次制御 アドレス メモリ上のデータの位置番号 ノイマンボトルネック メモリ転送がCPU性能を制約する現象 LCD Liquid Crystal Display(液晶表示装置) ハーバード型 命令とデータを別メモリに格納する方式 ジャイロセンサー 回転・角速度を検出し姿勢を安定化 加速度センサー 加速度・重力方向を検知 サーミスタ 温度変化を抵抗値変化で検知 フォトトランジスタ 光の強さを検出 ポテンショメーター 位置・角度を検出する可変抵抗 アクチュエーター 電気信号を物理動作に変換する装置 フィードバック制御 センサーの値で出力を自動調整する XOR/EOR 排他的論理和(異なれば1) 2の補数 反転+1で負数表現 パリティビット 通信誤り検出用ビット SoC システムを1チップ化 SIP 複数チップを1パッケージ化 FPGA 回路を後から書き換え可能 HDL 回路記述用の言語 センサー 状態を取得 アクチュエーター 動作を実行 フィードバック制御 出力結果をもとに再調整する制御 XOR(EOR) 排他的論理和(異なれば1) AND 共に1なら1 OR どちらかが1なら1 NOT 反転 マスクパターン 必要なビットを1にしたフィルター パリティビット 誤り検出用ビット 即値アドレス指定 オペランドに値そのものを記述 直接アドレス指定 オペランドに実際のアドレスを記述 間接アドレス指定 オペランドの値がアドレスを指す インデックスアドレス指定 オペランド+インデックスレジスタ値 ベースアドレス指定 オペランド+ベースレジスタ値 相対アドレス指定 オペランド+プログラムカウンタ値 実効アドレス(有効アドレス) 実際にアクセスするメモリアドレス ビッグエンディアン 上位バイトから順に格納(通信) リトルエンディアン 下位バイトから順に格納(Intel系) キャッシュメモリ 主記憶とCPUの速度差を埋める中間記憶 ヒット率 キャッシュにデータが存在する確率 コヒーレンシー 主記憶とキャッシュ内容の一致状態 ライトスルー 同時書き込みで常に一致(遅い) ライトバック キャッシュのみ書込みで高速(同期必要) 平均アクセス時間 (ヒット率 × キャッシュ時間) + ((1 − ヒット率) × 主記憶時間) ダイレクトマッピング 1対1対応方式(単純・衝突あり) フルアソシアティブ 任意配置可能(柔軟・高コスト) セットアソシアティブ セット内選択型(実用的) メモリインターリーブ 主記憶を複数バンクに分けて並列アクセス ミス率 1 − ヒット率 平均アクセス式 (R × X) + ((1 − R) × Y) システムバス CPU・メモリ・I/O間を接続する主要バス パラレルバス 複数ビットを同時転送(高速化難) シリアルバス 1ビットずつ直列転送(高速化容易) DMA CPUを介さずI/Oとメモリ間で転送 チャンネル制御 専用I/Oプロセッサで制御 PCIe 現行の標準拡張バス。シリアル通信 IDE / ATA 内蔵HDD接続規格(旧) SCSI 多目的接続規格(デイジーチェーン) USB 標準接続規格。ホットプラグ&PnP対応 IEEE 1394 映像・家電向け高速接続 SATA HDD/SSD接続規格(シリアルATA) IrDA 赤外線通信(短距離) Bluetooth 無線通信(中距離・汎用) USB転送方式 アイソクロナス/インタラプト/バルク プリエンプション (Preemption) 実行中のタスクからCPU使用権を奪うこと ノンプリエンプション 一度CPUを得たタスクは完了まで実行する ディスパッチ レディ状態からラン状態に移す操作 スケジューラ CPU割当順序を決定するプログラム 仮想記憶 実際のメモリ容量より大きく使えるように見せる仕組み ページテーブル 仮想アドレスと実アドレスの対応表 ページフォールト 必要なページが実メモリに存在しない状態 ページイン/アウト ページを実記憶に出し入れする処理 スラッシング ページ入れ替えが頻発して処理が進まない状態
試験ノート:応用情報技術者・午前・テクノロジ系
基本的にはキタミ式を読みながら、その結果をノートにGPTを使いながらまとめています。 ビット操作とマスクパターン(from キタミ式 R7 第5章-3) 疑問1:EORとXORって違うの? 答え:同じ意味です。 EOR = Exclusive OR(排他的論理和)の略 XOR = eXclusive OR の略 → 回路図や教科書によって表記が違うだけ。機能はまったく同じ。 補足 排他的論理和は「同じなら0、異なれば1」を返す演算。 ビットを反転させる時などに利用される。 A B A XOR B 0 0 0 0 1 1 1 0 1 1 1 0 疑問2:ビットを反転させる方法 やり方:NOT(論理否定)または排他的論理和を使う たとえば 1010 の反転は 0101 反転後に +1 すると「2の補数」になる → これで引き算ができる仕組み(加算器で減算を実現) 疑問3:特定のビットを取り出す(マスク処理) 方法:AND演算を使う 取り出したいビット位置を1、それ以外を0にした「マスクパターン」とANDを取る 例)10110110 AND 00001111 = 00000110 → 下位4ビットだけ取り出す 疑問4:パリティビットとは? 説明:データに「誤り検出用のビット」を追加したもの。 偶数パリティ:1の数が偶数になるように設定 奇数パリティ:1の数が奇数になるように設定 最上位ビットをパリティに使うケースが多い(問題文のSビットなど) 過去問の考察(H26春・問02) 最上位をパリティビットとする8ビット符号で、パリティ以外の7ビットを取り出すには? 考え方:上位1ビット(MSB)を除外したい ビットマスク:01111111(2進)= 0x7F(16進) 演算式: data AND 0x7F → パリティビットを除いた下位7ビットだけが残る。 ...
【読書記録】『ドクター・デスの再臨 刑事犬養隼人』|死ぬ権利か生きる権利か
項目 詳細 タイトル ドクター・デスの再臨 刑事犬養隼人 著者 中山 七里 ジャンル サスペンス / 社会派ミステリ おすすめ度 ★★☆満足した 📖 感想レビュー:重厚な社会派ミステリの核心 中山七里氏の『ドクター・デスの再臨』を聴き終えました。本作は、前作『ドクター・デスの遺産』に続く犬養隼人シリーズの続編であり、安楽死を巡る事件が再び発生します。前作の背景知識がないと、犬養刑事の抱える葛藤の深さや、事件の重層的な構造を完全に理解するのは難しいかもしれません。 前作では犯人像の特殊事情を背景とした動機が際立っており、また報酬がほぼ実費であることから安楽死に対する使命を強く感じましたが、本作では報酬が高いことや犯人像の掘り下げがあまりなく、比較するとやや浅い印象も抱いてしまいました。 安楽死に賛同する団体への合流の場面もありましたが、その性質の違いからいまいち「どうしてこうなった」的な部分も否めないのも正直あります。 聖遺物としての神格化やプライベートジェットでのコントラバスケース輸送など、少し設定が笑ってしまうような部分もあり、好きなです笑 物語の核は、安楽死を犯罪として追い詰める刑事・犬養隼人の存在です。彼は、耐えがたい苦痛を抱えながら生きる人々の現実を知るがゆえに、「苦しい患者に対して、法がただ『生きろ』と命じ、死の選択肢を奪うのは本当に正しいのか」という、普遍的で答えの出ない葛藤に苛まれます。 「死ぬ権利」の裏に潜むリスク 私が特に深く考えさせられたのは、「死ぬ権利」が持つ本質的な危うさについての示唆です。 法が「生きる権利」を定めるのは、他者からの侵害から命を守るためです。しかし、もし「死ぬ権利」が法的に認められた場合、それは本当に純粋な自己決定権として行使されるのでしょうか。 小説内でも言及されていましたが例えば、高額な医療費が家族の生活を圧迫している状況。本人が苦しみから解放されたいと願い安楽死を選択したとしても、その裏には「自分が死ぬことで家族の負担をなくしたい」という自己犠牲の側面が色濃く残ります。また、資産の相続をめぐり、家族が安楽死を無意識に誘導したり、圧力をかけたりする可能性も否定できません。 法が安楽死を容認するための厳格なルールを設けたとしても、このように「死ぬことによって利益を得る者」が周囲にいる限り、「本人の真の意思」を外部の圧力から完全に切り離し、清廉潔白な自己決定として証明することは、現実には極めて困難であると感じました。 安楽死をめぐる議論は、このように、生と死、法律、そして人間の欲望が複雑に絡み合う問題であり、本作はそこに果敢に切り込んでいます。続編として新鮮味が薄いという意見もありますが、この解決し得ない問題に継続的に向き合い、その議論を深めること自体が、このシリーズの最大の意義であると感じました。 安楽死をめぐる考察 作品のテーマを深く理解するため、関連性の高い実在の人物の活動や、安楽死に関する世界の情勢についてまとめました。 一部、調べるのが難しい内容に関してはAIの回答を参考にしています。 1. 現実の「ドクター・デス」:ジャック・ケヴォーキアン 小説に登場する「ドクター・デス」のモデルの一人とも言えるのが、アメリカの医師、ジャック・ケヴォーキアン氏(1928-2011)です。 活動概要: 1980年代後半から、末期の患者や重度の身体的苦痛を持つ人々の自殺幇助を行い、「死の医師(Dr. Death)」と呼ばれました。安楽死を希望する患者本人がスイッチを押すことで薬剤の投与を行う機械を開発し、これにより安楽死を行いました。彼の活動により、130人以上が死を迎えたとされています。 思想: 「死ぬ権利」を主張し、耐えがたい苦痛を持つ人に対し、安らかで尊厳ある死の選択肢を提供することは、患者と医師の倫理的な権利であると訴えました。 結末: 彼の活動は激しい論争を巻き起こし、最終的には患者への薬物投与の様子をテレビで放映したことがきっかけで第二級殺人罪で有罪判決を受け、服役することになりました。彼は、自らの信念を貫き、アメリカにおける安楽死論争の火付け役となりました。 2. 海外における安楽死合法化の条件 安楽死や医師幇助自殺を合法化している欧米諸国では、乱用を防ぐために極めて厳格な条件が設けられています。 国・地域 安楽死の種類 共通する要件(抜粋) オランダ、ベルギー、カナダなど 積極的安楽死・自殺幇助 1. 恒常的で耐え難い身体的または精神的苦痛がある。 2. 改善の見込みが医学的にないと診断される。 3. 自発的で熟慮された、持続的な要求である。 4. 複数名の医師(場合によっては心理学者)による厳格な審査を経る。 スイス、米国の一部 医師幇助自殺(患者が実行) 1. 末期疾患であること(余命の規定がある場合も)。 2. 意思能力が完全に保たれていること。 3. 日本の死生観と安楽死の議論 小説の中でも、安楽死を容認する海外と、そうではない日本との死生観の違いが触れられています。これは法制化を阻む大きな要因です。 視点 安楽死合法化国(欧米圏が主) 日本の伝統的な死生観 価値観 個人主義・自己決定権が最優先。自分の死は自分で選ぶ「権利」と見なす。 共同体・自然の摂理を尊重。生老病死は自然の理であり、苦しみも含めて受け入れるべきものと考える傾向が強い。 家族関係 決定はあくまで本人の意思であり、家族はサポート役。 家族が患者の意思を代弁したり、延命の是非を話し合ったりする集合的な決断となる傾向が強い。 医療倫理 苦痛からの**解放(QOLの維持)**を重視し、安楽死はその選択肢の一つと見なされ得る。 医師は救命・延命に努めることが責務という意識が根強く、安楽死を「殺人」と同一視する見方が強い。 2025年現在、日本では安楽死は法的に認められておらず、この小説が描くような倫理的・社会的なジレンマは、まさに私たちが直面している課題そのものだと言えます。 ...
Windows terminalでGitBashを動かす
WSLを使えばGitを使えるのですが、会社のPCではWSLの利用に制限があるので、Git Bashを使うことが多いです。 WindowsTerminalにGitBashを登録する方法をメモしておく Windows Terminalのインストール 1. Microsoft Storeからインストール(推奨) 最も手軽な方法 Windows Store から、Windows Terminal を検索してインストール 2. GitHubからダウンロード 公式GitHubリリースページから取得する .msixbundle: インストーラー形式 .zip: 展開後、terminal.exe を実行 Windows TerminalにGit Bashのプロファイルを追加 1. プロファイルの新規作成 Windows Terminal を起動 タブ右上の「▼」→「設定」→「+ 新しいプロファイルの追加」 「新しい空のプロファイル」を選択 2. プロファイル情報の入力 下記を入力後、「保存」をクリック 項目 設定内容 名前 任意(例:「Git Bash」) コマンドライン C:\Program Files\Git\bin\bash.exe --login -i 開始ディレクトリ %USERPROFILE%(親プロセスディレクトリのチェックを外すと自動設定) アイコン C:\Program Files\Git\mingw64\share\git\git-for-windows.ico 3. デフォルトプロファイルに設定(任意) 「スタートアップ」タブで、規定のプロファイルに「Git Bash」を選択し、「保存」 💡 補足情報 2024年4月26日以降の Git for Windows では、インストーラーにて Add a Git Bash Profile to Windows Terminal というオプションが登場したので、オプションを利用すれば上記は不要。
パンシェルジュ3級合格に向けた補足情報
パンシェルジュの練習試験や模擬試験を実施した上で、手元でまとめておきたい情報を記載します。 なお、情報にはChatGPTで得た回答を含みます。テキストから大きく外れていないかの確認のみ行っています。 パンの歴史 発酵パンの誕生 パンは、元々無発酵パンが食べられていました。 これは現在でもピタパン・チャパティ・トルティーヤとして食べられています。(https://delsole-komugigohan.jp/komugigohan/bread/genealogy.html) が、エジプトでたまたま野生の酵母が混入したことから発酵パンが誕生した。これを「神の贈り物」と呼びました。 ピラミッドの壁画等には発酵パンが描かれているそうなので、ピラミッド=エジプトで覚えると良さそうです! パン職人はギリシャで誕生。エジプトでのパンは、人々の日常の営みの一環で行われていましたが、文化の発展が目覚ましいギリシャに於いて製パン技術が複雑化(嗜好品としても発展)し、職として位置づけられた様です。 ライ麦パンの誕生 ライ麦パンは、BC700ごろに誕生しています。これはヨーロッパの気候が関連していると考えられており、寒冷地でも育つライ麦が使われるようになりました。 今でも東欧・北欧の寒冷地帯ではライ麦パンが食べられています。 同じころ、中国では春秋時代が始まったり、ギリシャでは都市国家「ポリス」が築かれていた頃でした。 日本でのパンの普及 日本には、16世紀にキリスト教の伝来と同じタイミングでパンが伝わりました。本格的な製パンは明治の文明開化により開始し、1875年(明治8年)にあんぱんが木村屋より明治天皇に献上されました。 パン屋名 創業年 代表的な功績 年代 木村屋總本店 1869年 あんパンの発明 1874年 ウチキパン 1888年 日本初の食パン「イギリスパン」を販売 1890年 中村屋 1901年 日本初の本格的なカレーパンを発売 1927年 ヤマザキパン 1948年 大規模製パン業として発展、日本最大手に 1950年代以降 なお、上記記載のカレーパン誕生は諸説あり、「名花堂」(現「カトレア」)が1927年に洋食パンとしてカレーパンを発表したことが、テキストには記載されています。 中村屋ではインド独立運動家ラス・ビハリ・ボース氏から伝えられた本場インドのカレーをヒントに、カレーパンを開発したそうです。 この時期は、関東大震災(1923年)の 復興期で新しいものが求められて誕生したのかもしれないですね。 練習問題では世界大戦復興期の1950年も選択肢として出されますが、このエピソードを念頭に置いておくと良いかもしれません。 パンの種類 フォカッチャ 「火で焼いたもの」の意味があります。 練習問題では、他に以下の選択肢があり、それぞれの意味を調べました。 テキスト記載のものは、出題の可能性があるかと思います。 大地の恵み そもそも小麦ができていることを恵みと捉えて使われているそう 神からの贈り物(テキスト記載) 発酵パンのこと。たまたま野生の酵母がついたことにより、膨らんだので、そう呼ばれていたそうです。 かまどの神 わからず。ギリシャ神話にパーンという神様が出てくるけど、料理関連のエピソードなし 中国のパン テキストには、饅頭・包子・薄餅が紹介されているが、練習問題の選択肢にいきなり空心餅が登場。 以下の程度を理解しておけば良さそう。 饅頭 日本の所謂饅頭とは違い、具がない。 包子 具がある饅頭。小籠包の包はここから来ていると覚える。 薄餅 北京ダックに使われる。クレープと覚える。 空心餅 西太后が好んだと言われている。パンを半分にしてそこにひき肉を挟む料理。ハンバーガーと覚える パンの製法 材料の役割 小麦・イースト以外の材料は以下の通り。 材料 役割 備考 水 温度調整・グルテン生成・イースト発酵補助・溶剤・でんぷん吸収補助 水分量によって、仕上がりが変わる。少ないと小さくいびつで固い・パサつくパンになる。多いと膨らまずぼそぼそしたパンに 塩 イースト活動遅延・グルテン引き締め・雑菌防止・焼き色作り・風味を引き出す ないとべたつき、ガスの保持力がないためしぼむ。焼き色がつかない。多すぎると伸展性がなく小さく縮まる。 砂糖 イーストの栄養源・老化遅延・焼き色作り・甘みを付ける 入れすぎるとイーストの働きを抑制する。表面も焦げやすい 油脂 老化遅延・伸展性向上・成形容易・柔らかくする・風味良くする・潤滑剤(切りやすい) イーストと混ぜると活性を損なう。多く入れるとブリオッシュなどのしっとりパン、少なくなるとフランスパンの歯ごたえに 乳製品 栄養強化・焼き色向上・老化遅延・味と香りの向上・発酵遅延・ボリューム抑える(クラムのきめ細かく均一) 牛乳に含まれるラクトースが焼き色を向上する 卵 栄養強化・風味向上・老化遅延 しっかり解いて(ゲル化防止)使う。発酵時間が長いと臭くなる 製パン方式 製法名 別名 製法の特徴 覚え方・関連付け ストレート法 直こね法 一度に全材料を混ぜて仕込む最もシンプルな製法。発酵時間が短い。 「ストレート=直球勝負!」全材料を一度に混ぜるストレートな作り方。家庭向き ノーパンチ法 - 捏ねた生地を発酵させる際に、パンチ(ガス抜き)を行わない。ソフトな食感になる。 「ノーパンチ=手を加えない」途中で生地を叩かずに発酵させる 中種法 スポンジ法 小麦粉の一部と水、イーストを先に発酵させ、後から本ごねする。風味・老化耐性向上。 「中(なか)だね=まずは準備!」事前に種を作ってから仕込む 。角食・菓子パン向け。日本の大手製パンで採用 オーバーナイト中種法 - 中種法の一種で、長時間低温発酵(通常12~16時間)させる。風味がより豊かになる。 「オーバーナイト=一晩寝かせる」じっくり熟成 サワー種法 - 乳酸菌や天然酵母で長時間発酵。酸味があり、風味が強い。ライ麦パンに含まれるペントサン対抗法 「サワー=酸っぱい」酸味がある独特の風味 ポーリッシュ法 液種法・水種法 水分量が多い中種を前日から仕込み、本ごねする。風味がよく、軽い食感になる。乳製品を添加しないと風味に欠ける 「ポーリッシュ=ポーランド式」湿った種を作る。フランスパン向き 老麺法 老麺種 以前作った生地を種(発酵生地)として利用。中華まんやフランスパン向き。 「老麺=熟成生地」伝統的な方法でコクを引き出す 加糖中種法 - 中種に糖分を多く含ませ、甘いパン向き。老化しにくい。 「加糖=甘い」ふわふわな菓子パン向き アンザッツ法 - 酵母の一部を前もって発酵させ、少量のイーストで本ごねする。発酵時間が短縮できる。 「アンザッツ=準備」少しだけ発酵させて効率アップ 100%中種法 - 全量を中種として仕込み、長時間熟成させる。非常に風味豊かで日持ちが良い。 「100%=全て中種」最大限の熟成で奥深い味 焼成による生地変化 生地温度 生地の変化 覚え方・関連付け 45℃ 生地の流動化(グルテンの結びつきが緩む) 「45(しっかり)流れる」 → 生地が柔らかくなる ~60℃ オーブンスプリング(急膨張) 「60(むくむ)オーブンスプリング」 → 発酵ガスが急膨張! 60℃ 酵素活動停止(アミラーゼ、プロテアーゼの働きが終わる) 「60でストップ定年退職」 → 酵素が機能しなくなる 75℃ 気泡の固定(生地が固まり始める) 「75でナ(7)イス固(5)定!」 → 気泡が固まり、形が定まる 85℃ パンの輪郭の形成(形状がほぼ確定) 「85でカッチリ形作る」 95~96℃ クラム(中身)とクラスト(表面)の形成 「95(クラム)・96(クラスト)」 → パンの完成へ! 食品衛生 細菌 細菌は80%が水分で構成。乳児の水分率(70%)よりちょい高めと覚える。 ...
Synology NAS上のデータをS3 Glacier Deep Archiveにバックアップする
我が家ではSynology NAS DS224+を利用して写真やドキュメントを保存しています。 特に写真はTBレベルの容量になっており、この写真たちのバックアップ先を探していました。 自分のバックアップの条件を満たすために、Dockerコンテナを利用してS3 Glacier Deep Archiveクラスにバックアップすることとしました。 この記事では、SynologyNAS上のデータをS3にバックアップする方法を紹介します。 はじめに まず自分のバックアップの条件としては下記です。 費用は可能な限り抑えたい 災害にも対応できるように自宅以外(遠隔地)に保管したい バックアップファイルは滅多に参照しない(リストア以外で参照しない) あくまで個人用ファイルなので、リストアに時間がかかっても問題ない jpg/png/mp4など、データのフォーマットのまま保管したい SynologyNASとバックアップ先のディレクトリ構造を一緒にしたい 結論としては、これらの条件をすべて満たすものとして、Dockerコンテナを利用してAWS CLIを利用し、Amazon S3のGlacier Deep Archiveクラスにバックアップすることを決めました。 なぜAmazon S3を利用するのか これは単純に費用が安いからです。また、簡単に遠隔地(例えばアメリカ)にデータを保管できます。 単純なストレージ料金は、米国西部(オレゴン) us-west2で、USD 0.00099/GB = USD 1.01376/TBです。 1$=155円だとした場合、1TBで157円です。安いですね。 実際にはデータ取り出し料金などもあるので、ストレージ料金だけでは正確ではないのですが、ランニング費用としてはこの程度です。 なぜDockerコンテナを利用するのか? Synologyには、Hyper BackupやGlacier Backupといったバックアップアプリが存在します。 特にGlacier BackupではS3 Glacierに簡単にバックアップすることが可能です。 一方で、S3 Glacierの利用はすでにAWS社から推奨されていません(Amazon S3のGlacierクラスを利用することが推奨されている)。 また、S3 Glacierではディレクトリ構造が特殊になってしまうため、AWS-CLIを利用して直接バックアップすることにしました。 事前準備 ここから、バックアップの方法を説明していきますが、まず事前準備として下記を行います。 AWSのアカウント作成 Amazon S3上にバケットを作成 S3のバケットにアクセスできるシステムユーザをIAMで作成 システムユーザのアクセスキーを発行 Synology NASでContainer Managerを導入 このあたりの説明は割愛します。 もしわからなければ、多くのサイトで丁寧に説明されているので調べてください。 Synology NASでイメージの取得 まず、DSM上でContainer Managerからamazon/aws-cli:latestイメージをダウンロードします。 Container Managerを起動して、「レジストリ」タブをクリックして、amazon/aws-cliをダウンロードしてください。 タグはlatestで良いです。 コンテナの作成 コンテナを作成していきます。 Container Managerを起動して、「コンテナ」タブをクリックして、「作成」ボタンをクリックします。 全般設定 下記を指定して「次へ」ボタンを押下します。 ...
SynologyNAS上でPiHoleをDockerコンテナで実行する
Pi-holeは、ネットワークレベルで広告をブロックするDNSシンクホールです。 広告を配信しているドメインへのアクセス時に、意図的にDNSでの名前解決を失敗させることで、Pi-hileをDNSとして利用しているネットワーク全体で広告をブロックすることが可能です。 このページでは、Pi-holeをSynology NAS DS224+上で実行する方法を紹介します。 前提 Dockerコンテナ上で実行します Macvlanモードでコンテナを作成します SynologyにContainer Managerは導入済み はじめに まず、Synology NAS上に下記のフォルダを作成します。File Stationを利用して作成してください。 /docker/projects/pihole-compose /docker/pihole /docker/pihole/dnsmasq.d /docker/pihole/pihole プロジェクトの作成 DSM上でContainer Managerを起動し、「プロジェクト」タブをクリックし「作成」ボタンを押します。 作成ウィンドウが現れたら下記の値を入れます。 プロジェクト名:pihole-pj(任意) パス:/docker/projects/pihole-compose ソース:docker-compose.ymlを作成 プロジェクトの作成 docker-compose.ymlは下記を指定します。 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 services: pihole: image: pihole/pihole:latest container_name: pihole-macvlan cap_add: - CAP_NET_RAW - CAP_NET_BIND_SERVICE - CAP_CHOWN environment: - TZ=Asia/Tokyo - WEBPASSWORD=<your password> - DNSMASQ_LISTENING=local - WEB_PORT=8000 - DNSMASQ_USER=pihole - FTLCONF_LOCAL_IPV4=<ip of pihole - 192.168.1.XX> volumes: - /volume1/docker/pihole/dnsmasq.d:/etc/dnsmasq.d - /volume1/docker/pihole/pihole:/etc/pihole networks: macvlan: ipv4_address: <ip of pihole - 192.168.1.XX> restart: always networks: macvlan: name: macvlan driver: macvlan driver_opts: parent: eth0 ipam: config: - subnet: "192.168.1.0/24" ip_range: "192.168.1.254/24" gateway: "192.168.1.1" 11行目のパスワードはPi-holeの設定画面にログインするときに必要になります。 15,21行目は、Pi-holeコンテナに割り振るIPアドレスを指定します。同じ値を入力してください。 ウェブポータルの設定 ここは何もチェックを入れないでOKです。 ...
【パウ・パトロール】エベレスト登場回
子どもの「エベレストが出てくるやつが見たい!」とリクエストされ、そのようにまとめているサイトがないので、まとめます。 なお、話数はhuluを参照しています。 29話「あたし、エベレスト!」 エベレスト初登場回です ジェイクを救出します。 148話「マジョリーごうをすくえ!」 あらいぐまのレイナードとその飼い主マジョリーさんのトラブルを解決するエピソードです。 150話「みなみのしまで ゆきやまキャンプ?」 いつもあったかいポカポカ島にキャンプをしに来たポーターさんとアレックス。ポカポカ島なのに、突然雪が降ってきてポーターさんとアレックスが閉じ込められちゃった!雪が得意なエベレストと一緒に、エアパトローラーで出動だ! 183話「マイティ パウ・パトロール!ハロルドのカチコチビーム!」 マイティパワーを手に入れたハロルドが、街の人々をカチコチにしちゃった!ハロルドを止めて、みんなをカチコチから助けることができるかな?マイティ パウ・パウパトロール、出動!